検証路線バスの旅 第2弾(1)
お久しぶりです。乗車率です。
相変わらず自宅謹慎中です。その割にはなんかした記憶ないな
さて、とあるオタクのキャスで
「オタク、帰省の時も変なルートを取りがち」
「わかる」
「でも大阪〜東京とかだとだいたいどのルートも使い古されてるんだよな」
「使い古されてないルートってなんやろ」
「路線バス乗り継ぎとか?」
というわけで、東海道路線バス乗り次です。といっても東海道、海上区間を含むので実際途中からは中山道ルートにならざるをえないんですけど、東海道本線/新幹線も似たようなものなのでご容赦を。
というわけでこのブログで失敗した旅を検証するのは初めてですが、東京・日本橋→京都・三条大橋、路線バス乗り継ぎ検証、スタートです。
ところが、書いているうちに長くなりすぎたので、前半と後半に分けました。
まずは番組で辿ったルートを確認。
1日目:日本橋→(都営バス東42甲)→東京駅→(東急バス東98)→魚藍坂下→(都営バス反96)→五反田駅→(東急バス反01)→川崎駅→(横浜市営バス7系統)→横浜駅→(神奈川中央交通横43)→戸塚駅/戸塚バスセンター→(神奈川中央交通戸81)→藤沢橋...藤沢駅→(神奈川中央交通藤07)→茅ヶ崎駅→(神奈川中央交通茅06)→平塚駅→(神奈川中央交通平43)→国府津駅→(箱根登山バス)→小田原駅→(箱根登山バス)→元箱根
2日目:元箱根港→(沼津登山東海バス)→三島駅→(伊豆箱根バス直行便)→魚市場入口/沼津港→(伊豆箱根バス)→沼津駅→(富士急静岡バス根方線)→吉原中央駅→(富士急静岡バス)→富士駅→(富士急静岡バス富47)→由比駅上...(タクシー)...興津駅→(しずてつジャストライン57系統)→清水駅...清水税務署前→(しずてつジャストライン217系統)→静岡駅/新静岡→(しずてつジャストライン84系統)→藤枝駅
3日目:藤枝駅→(しずてつジャストライン藤枝相良線)→相良営業所→(しずてつジャストライン相良浜岡線)→浜岡営業所→(しずてつジャストライン)→横須賀車庫→(遠鉄バス97系統)→浜松駅→(遠鉄バス浜名線)→新居町駅...(タクシー)...二川駅→(豊鉄バス55系統)→豊橋駅→(豊鉄バス新豊線)→東名豊川→(JR東海バス)→名古屋駅
4日目:名鉄バスセンター→(名鉄バス)→小牧駅→(名鉄バス岩倉線)→岩倉駅→(名鉄バス一宮・川島D線)→(名鉄バス一宮・川島C線)→川島/川島松倉→(岐阜バス岐阜川島線)→岐阜駅→(岐阜バスおぶさ墨俣線)→墨俣→(名阪近鉄バス岐垣線)→大垣駅→(名阪近鉄バス大垣伊吹山線)→関ヶ原駅...(タクシー)...醒ヶ井駅→(湖国バス醒ヶ井養鱒場線)→米原駅→(近江鉄道バス)→彦根駅→(湖国バス)→市立病院→(近江鉄道バス)→南彦根駅→(湖国バス河瀬線)→河瀬駅
この回の特徴は、敗因が明確でないことです。例えば第7弾(青森→新潟)では蛭子さんがパチンコに入ったことで最終バスを逃したことから目標の約50km手前で断念してしまいました。また、第21弾(堺→潮岬→鳥羽)では目的のバスを見送ってコーヒーを飲んでいたために失敗しています。しかし、この旅では極端に長い待ち時間もなく、バスで通れない区間はタクシーで繋いでいるので、徒歩による時間ロスもほとんどありません。それでも失敗したのは、区間設定そのものに無理があった可能性が高いということです。
番組の初回放送から12年経ち、路線バスをめぐる環境も様変わりしました。
もし仮に2020年に乗り継ぎが可能なら、2008年でも乗り継ぎが可能だと言えるでしょう。
実はこの乗り継ぎには先行研究が存在します。また実際にされた方も何人もいらっしゃるようですが、全員6日以上かかっているようです。
この方は平塚から小田原まで1本で行くバスに乗るためにこうしていますが、系統は分断されたもののあの区間のバスはそこまで減っていません。
では、確認してみましょう。
1日目
都市部の路線バス乗り継ぎは、できるだけ乗り換えを少なくすることが重要です。
とはいえ日本橋をスタートする場合、東京駅に行く以外に方法がありません。
東京駅から南に行く主要系統は湾岸方面を除けば東急バス東98系統しかありません。また、東京都と神奈川県を沿岸部で結ぶバスは日中は東急バス反01系統しかないので、この両者を使うことが必須になります。しかしこの2系統、東98が目黒駅を経由するのに対し、反01系統は五反田駅を起点とするので、どこかで間をつなぐバスが必要になります。
「つなぐバス」は本数がそこそこ多い系統では以下のようになります。
もっとも本数が多いのは渋41 ですが、定時性に難があります。しかし定時性を考え始めるとキリがないのでここはいつやるかわからない検証旅に任せるとして先に進みます。
川崎から横浜へ向かうバスは横浜市営バス7系統のみなので横浜から先を考えます。
横浜から先は、藤沢まで大まかに以下のルートがあります。
横浜→戸塚→藤沢(番組)
横浜→戸塚→大船→藤沢
横浜→上大岡→大船→藤沢
戸塚〜藤沢のバスが20分に1本あることから、ここでは「都市部では乗り換えを減らす」
という大原則に従い藤沢に向かいます。
藤沢から茅ヶ崎までは高山車庫乗り換え、辻堂駅乗り換え、直通(番組で利用)の3経路があります。しかし番組で利用した藤07・08系統は2時間に1本しかないので、藤21系統を使います。藤21系統が使えなければ高山車庫乗り換えで辻08・09系統に乗り換えるとよいでしょう。藤21系統も高山車庫を通るので経路選択のミスはほぼありません。
茅ヶ崎から平塚へは茅06系統が唯一のルートです。相模川はこれより上流側は海老名までバスがありません。
平塚からさらに東海道線沿線を進みます。平塚〜国府津間のバスは廃止され、小田原ゆきのバス(平44系統)は休日1日1本しかないので、国府津まで行くのに二宮と押切で最低2回の乗り継ぎが必要になります。二宮からは中井町ゆきのバスに乗り、押切で国府津ゆきのバスに乗り換えます。もっとも、押切から国府津に向かうバスはほぼ二宮駅北口発着で、1時間に1本しかないので押切までいく意味はあまりありませんが。
国府津からは箱根登山バスを小田原乗り継ぎで箱根へ、箱根から東海バスで三島で乗り継ぎ沼津へ向かいます。沼津から富士急シティバスで東平沼へ向かい1日目はここで終了です。もっとも、東平沼に泊まるところがないので、原駅前の旅館に行く必要がありますが。
2日目は東平沼からスタート。富士駅までは1本ですがそこからが問題です。かつて由比駅まで行っていたバスは蒲原病院から先が折り返しとなり、蒲原病院から由比駅までは静岡市自主運行バスが走っていますが、蒲原病院での接続をとっていないため50分待ちとなります。さらに由比駅から倉沢漁業事務所までは月・水・金のみゆいバスが走っていますが、由比でも接続が悪いため3時間待ちとなります。しかし倉沢から興津までも3.7kmの徒歩(由比からだと5.3km)なので、結局由比から県営興津住宅前まで5.3km歩くのがベストということに。
県営興津住宅前からは清水、静岡、藤枝、相良、浜岡と乗り継ぎます。ここは番組通り。
しかし問題は浜岡からです。
番組では浜岡から横須賀に抜けるバスに乗っていますが、この路線はすでに廃止されています。一方、遠鉄バスは横須賀からしか出ていないため、間をつなぐ必要があります。
この先の解答は、また次回
ここまでのまとめ
1日目
日本橋6:30
都営バス東22系統
東京駅丸の内北口 6:34
東京駅南口 7:10
東急バス東98系統
大鳥神社前 7:45/7:50
東急バス渋41系統
大崎広小路 7:54/8:03
東急バス反01系統
川崎駅ラゾーナ広場8:50
川崎駅西口 9:03
横浜市営バス7系統
横浜駅 9:43
横浜駅東口9:51
神奈川中央交通横43系統
戸塚駅 11:02
戸塚バスセンター11:22
神奈川中央交通戸81系統
藤沢駅北口 11:54/12:02
神奈川中央交通藤21系統
茅ヶ崎駅 12:49/13:10
平塚駅北口 13:27/13:40
神奈川中央交通平46系統
二宮駅南口14:12
二宮駅北口14:50
神奈川中央交通二48系統
国府津駅15:27/15:35
箱根登山バス小田原行
小田原駅16:00/16:15
箱根町港 17:25/17:28
東海バスN65系統
三島駅 18:18/18:35
東海バス N12系統
沼津駅 19:14
沼津駅南口 20:00
東平沼 20:39
2日目
東平沼7:17
富士急静岡バスS244系統
富士駅 8:17/8:35
蒲原駅前 8:56/9:47
静岡市自主運行バス由比・蒲原病院前
由比駅 10:08
徒歩5.3km
県営興津団地前 11:13
しずてつジャストライン250系統
清水駅 11:34/11:50
しずてつジャストライン65系統
静岡駅前 12:37/12:48
しずてつジャストライン 84系統
藤枝駅前 14:04/15:02
しずてつジャストライン藤枝相良線
相良営業所 16:01/16:20
浜岡営業所 16:47
続きはこちらに書きました。